壁と私

週末の公開制作終えて　月曜日

朝から　壁にむかいあいます　壁画です

描きたい絵は　決まってる　
でも　いつもそうだけど　絵をかきはじめるまえの　白い画面はきんちょうして
なっかなか描きだせない
大きい画面だとなおさら

掃除とかして　机の上のものを直角にならべたりして
整頓して　とうとうやることがない
ぼんや〜りしていると
白川さんが　福住さんと一緒にあそびにきたり
堀さん奥さんが　強風で看板はずれてるよ　といって来たり
お客さんがうっかりみにきたり

そうこうしているうちに午後です

今日はなんだか寒い　ついに来たね　ってかんじの寒さ
びゅー　って　風もときどき
雨も降ったり　変な天気

タイルのところに　差し入れでもらったカーペットをひいて　ストーブを置いて
さぶとんと膝掛けをおいたら　ごろーんとできて　楽しい
ごろごろしながら　ついに壁に絵をかきはじめました　あー

やりだしてわかったこと　近くをかいているとき　全体がみえない
ときたま後ろにさがって　全体をみると　細部を追えない
あたりまえだけど

つまり　目の前の一筆と　見える範囲のすべてに全神経を集中して
なおかつ　見えない全体を　意識しながら描くこと
それをする
かたちができてくれば　手がかりがあるけれど
白い画面のときは　もう　抽象画をかいている気分
それでもなんとか　かたちが見えてきた　すこし安心
ふと　セザンヌの大水浴図のことを思い出した
だいすきな絵だけど　実際みたことはない　今　すごくその絵が見たい

そんなこんな　やぎさんのつくってくれた足場をのぼったりおりたりしながら
あっというまに時間がすぎる

ごろごろ

こがらしぴゅー

白い画面はでかくて怖い　心細くて　ビールとかのんじゃいたい　逃げたい
とか思っていると　増田くんが　彼女と一緒に遊びに来てしばらくおしゃべり
二人が帰った後　なおこがらしぴゅー　なきもちになり
外食でもしたい気分だったけど　ぐっとこらえて
もう一度　壁に向き合う
だんだん　かたち　見えて来て　もうれつに楽しくなる瞬間がある
けど　寒くて　外食欲も消えてなくて　意識が途切れたので　帰ることにしました
眠くて　そのまま帰ればいいものを　コンビニで一番高そうなスパゲッティを買いまして
レオパレスでテレビみながら食べました
そういう夜ってあるよね

テレビとコンビニ弁当効果で　こころが無

へんな気分です
でも　とにかく描き始めました
ここが　堪えどころです

ぐっとね